2009年 10月 9日 |
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岡山県初の裁判員裁判で判決
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殺人未遂事件を審理した岡山県初の裁判員裁判で、岡山地裁は9日、懲役8年の求刑に対し懲役6年6ヵ月の判決を言い渡しました。判決後の会見で裁判員は刑を下すことの重さを口にしました。判決を受けたのは別れ話のもつれから女性を果物ナイフで刺したとして殺人未遂などの罪に問われていた瀬戸内市の無職、田渕義隆被告です。6人の裁判員と3人の裁判官が8日と9日のあわせて2時間55分の評議を行いました。判決公判で岡山地裁の高山光明裁判長は「犯行は極めて危険かつ悪質である」として懲役8年の求刑に対して懲役6年6ヵ月の実刑判決を言い渡しました。そして、最後に「真剣に議論をした結果です」と前置きをした上で「健全な社会人になってください」と田渕被告に語りました。会見には裁判員と補充裁判員のあわせて9人が応じ、20代の主婦は「選ばれる前までは抵抗があったが裁判が分かりやすく進んだので、貴重な4日間になりました」と話しました。一方で刑の判断について30代の男性は「簡単に決められるものではないので大変だった」と刑を下すことの重さを語りました。
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岡山市でコンビニ強盗 男が現金奪い逃走
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9日朝早く、岡山市北区のコンビニエンスストアで男がナイフで店員を脅し、現金などを奪う強盗事件がありました。犯人はまだ捕まっていません。9日午前3時半ごろ岡山市北区西古松のJR大元駅前のコンビニで、客を装った男がカウンター越しに突然、男性店員に果物ナイフを突きつけ「金を出せ」と脅しました。男はレジから現金約9万5000円などを奪い走って西の方向に逃げました。事件当時、店内に客はおらず男性店員にケガはありませんでした。警察によりますと男は年齢20歳から25歳位、身長は170センチから175センチ位の細身で、黒の長袖のパーカー、ジーンズの服装に赤のスニーカーを履いていました。警察は強盗事件として捜査していますが、犯人はまだ捕まっていません。
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高松道4車線化で真鍋知事要望
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高松自動車道のうち高松東インターと鳴門インターの間、約52キロを4車線化する工事が、国の補正予算の見直しの対象になった事が分かりました。香川県の真鍋知事は、前原国土交通大臣に4車線化を予定通り行うよう要望しました。真鍋知事は9日、4車線化工事見直しの対象となった7つの県の知事らと一緒に国土交通省を訪れ、前原大臣に要望書を提出しました。速やかに工事に着工するよう求めています。4車線化の区間は高松東・鳴門インター間の52キロで、政権交代前の今年4月に実施が決まっていました。香川県内の事業費は約450億円で、そのうち県が負担する100億円について6月県議会の補正予算で議決していました。高松道の2車線区間では開通した2001年以降、7件の死亡事故が起き、上下線ともに通行止となる状態でした。またETC割引で度々渋滞が発生し、一般道に迂回した車で、周辺地域の道路が混雑する事態となっていました。要望で、どれだけ事業の必要性がアピールできたのか。香川県は工事着工まで、要望を続けていく方針です。
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香川県人事委員会が県職員の給与勧告
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香川県人事委員会は県職員の給与を引き下げるよう勧告しました。引き下げ勧告は4年ぶりで下げ率は過去最大です。香川県人事委員会の関博徳委員長が真鍋知事に勧告書を手渡しました。勧告では、県職員の給与を月に平均2210円引き下げるほかボーナスも年間で0.35カ月分引き下げ、4.15カ月とするよう求めています。ただし20歳代の職員や医師は含まれていません。今年4月の民間給与の調査に基づくもので実施されれば平均で年17万1000円、率では2.66%の減額となり、過去最大の下げ率です。これに対し真鍋知事は勧告を尊重し検討していきたいと話しています。
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AMDAがスマトラ島沖地震の活動報告
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先月30日に発生したインドネシア・スマトラ島沖地震の被災地で支援活動を行っている岡山市の医療ボランティアAMDAが、活動報告を行いました。津曲医師は、AMDAの第一次医療チームとして今月4日と5日の2日間、被災地で活動を行いました。今回の地震では、津波が発生しなかたため感染症の患者は少ないものの、建物が倒壊してケガをした人が多く、家族が亡くなったストレスで、頭痛や吐き気を訴える人もいるということです。この地震では、これまでに死者・行方不明者が約1000人、建物の倒壊が10万棟以上に上っています。インドネシアはこれから雨期に入るため、津曲医師は、飲み水が汚れ、感染症が増える恐れがあると話していました。
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