2009年10月10日 19時2分更新
倉敷市出身で来年のバンクーバーオリンピックでメダル獲得を目指すフィギュアスケートの高橋大輔選手が、右ひざの大けがからおよそ1年ぶりの復帰戦となるフィンランドでの国際大会に出場し、前半のショートプログラムで首位に立ちました。
高橋選手は、去年10月に右ひざのじん帯を切る大ケガをして、昨シーズンは大会に出場できず、オリンピックを控える今シーズンに復活をかけています。
手術をしてリハビリを続けてきた高橋選手は、9日にフィンランドで開幕した国際大会、「フィンランディア杯」でおよそ1年ぶりの復帰を果たし前半のショートプログラムの演技に臨みました。
高橋選手は演技の冒頭で3回転ジャンプを連続で決め、難度の高いトリプルアクセル・3回転半ジャンプも成功させるなど、痛めたひざが十分に回復していることをうかがわせました。
演技の最後でポーズを決める際にバランスを崩し、両手を氷の上につくミスはありましたがすべてのジャンプを成功させた安定した滑りと、スピード感あふれる動きで復活ぶりをアピールし、出場した19人の選手の中で首位に立ちました。
高橋選手は、「緊張して足が震えましたが途中からは落ち着いた演技ができたと思います。最後は体力が残っていなかったのであせって転んでしまいましたがファンの歓声が聞こえて楽しく滑ることができました」と話していました。
高橋選手は現地時間の10日に後半のフリーの演技に臨みます。