岡山放送局

2009年10月10日 19時2分更新

日本最大の縄文土器の野焼き


岡山県新見市で縄文式土器の制作などを行っている造形作家が10日から3日間の予定で巨大な土器の野焼きを開始しました。
野焼きを開始したのは新見市をベースに縄文式土器の制作などを行っている造形作家の猪風来さんです。

新見市法曽にある法曽陶芸館の庭では猪風来さんが制作した土器が設置され周りに置かれた木材に火がつけられました。
2つの土器には縄文風の模様が入っていて大きい方は高さ1メートル84センチで直径が90センチ、小さい方も高さが1メートルを超える巨大なものです。

猪風来さんは地元の人たちの協力を得て土器の周りに燃やすための丸太を置いたり火の当たり具合を確認したりしていました。
土器はこれから昼夜を通して3日間焼かれ12日の昼頃には巨大な縄文土器が完成する予定だということです。

猪風来さんは「これほど大きな土器を制作したことはないのでこれから3日間は命がけで頑張ろうと思います」と話していました。