企業の合同説明会には多くの学生たちが詰めかけた=10日午前9時48分、東京都江東区、水野義則撮影
11年春に卒業予定の大学3年生を対象とした就職説明会「就活支援LIVEセミナー」が10日、東京都江東区の東京ビッグサイトで始まった。雇用情勢の悪化で内定を得られずに就職活動を続ける4年生も多い中、3年生の本格的な就職活動がスタートした。
銀行や商社など約50社が出展。開場前から多くの学生が並び、関心の高さをうかがわせた。学生は各社のブースを訪れ、採用担当者の説明を熱心に聞いた。11日までの2日間で、1万人の来場が見込まれている。
参加した私大文学部3年の女子学生(21)は「希望の教育関係企業で内定をもらえるように、今から頑張りたい」と話していた。
大学生の就職状況は悪化しており、リクルートの調査(7月)では4年生の内定率は前年より約25ポイント減の58.8%にとどまっている。