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ビザ:母子3人に「定住者」発給--大阪入管

 中国人の夫の在留資格が更新できず、10月までの国外退去を求められていた奈良県生駒市の中国人女性、ト輝(とき)さん(44)と長男(17)、長女(8)に対し、大阪入国管理局が7日、在留資格の変更を認め、1年間の「定住者」ビザを発給したことが分かった。母子は10年以上日本で暮らしており、関係者は入管の対応を評価している。

 トさんの夫は93年ごろに日本に留学し、その後日本の私立大の研究者になった。トさんは97年に「家族滞在」ビザで来日。翌年に長男を呼び寄せ、01年に長女が生まれた。夫は約2年前に「投資・経営」ビザを取得して食品関連会社を起業。しかし経営状態が悪化し、今年の更新が許可されなかった。これに伴い、母子のビザも更新できなくなった。

 夫は帰国したが、長男は大阪市の私立高2年で、長女は生駒市立小3年。長女は中国語の読み書きができず、中国での生活は難しいため、トさんは在留資格の変更を申請。生駒市教委も「在籍校での就学が望ましい。寛大なご許可をお願いしたい」と訴えていた。

 トさんは「本当にうれしい。心配してくれた子供の先生方や皆にお礼を言いたい」と話した。【泉谷由梨子】

毎日新聞 2009年10月10日 東京朝刊

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