いろいろな報道
Winny事件無罪判決は、いろいろなところで大きく取り上げられているようである。
ココログニュースにもなっているが、ココログで当の弁護人がブログを開設していることはスルーのご様子である。
各種新聞も報道が載っているようであるが、あんまり興味がない。私にとって重要なのは弁護活動のために費やしてきた日々であり、それらはすでに過去である。何回も平成17年のお手紙の話しを聞かれて特に辟易しているところである。
ただ、一つ見逃しがたいものがあった。
本日の大阪高等裁判所の判決は意外であり疑問を生じますが、詳細な判決内容の確認・検討をしたいと考えます。なおACCSは、今回の判決にかかわらず、被告には社会的・道義的な責任が生じているものと考えます。
これが、私に対して「Winnyがセキュアなものを目指していたら、金子さんを応援していた」とまで言っていた理事のいる団体のリリースなのか。
この団体には、デタラメな調査報告書で原審判決の判断を誤らせた道義的・社会的責任が生じていると考えます。
深く反省して欲しいところである。
Comments
ACCSはまあ、意外と玉虫色なことを言う団体ではあるんですが・・・。
今回のプレスリリースは2006年の判決の際に出したプレスリリースに連なるものとして出しているんで、一応の一貫性はあるものだと思います。
今回引用されたリリース中のコメントの後段が「Winnyがセキュアなものを目指していたら、金子さんを応援していた」という理事の意見を反映させたもののように思います。
ですから、ACCSとしては一貫性が保持できているのかな、という気がします。
むしろ問題はACCSともあろう団体が指す「セキュアなもの」の不明確さでしょう。
彼らの言う「セキュアなもの」は多分、著作権侵害を犯すようなコンテンツを流通させないような機構を持つことであって、マルウェアを防止する機構を組み込むことではないでしょう(Winnyのセキュリティ関連の問題はこの二点があると思っています)。
しかしながら、これは結局ナイフの議論と変わらないと思えます。
生物だったら刺さらず切れないナイフでなかったら売るな、と言ってるようなものだろうと思うのです。
毛色は違うものの、同じソフトウェア開発者として、開発者の意図に関わらない利用者の意図にまで責任を負わせるような考え方には承服しかねるところです。
Posted by: ヒロイもん | October 10, 2009 at 08:45 AM
長期に渡る裁判でしたが、お疲れさまでした。
まだ検察側も最高裁に上告しそうな可能性はありますが、とりあえず司法の方にもある程度の良識がある方もいて安心した次第です。
そもそも故意に悪用する人間と開発者を混同しているのが間違いなのですから。
Posted by: のっちん | October 10, 2009 at 12:15 PM
お疲れ様でした!!
Posted by: グアムで飲んだ薬は痛かった... | October 10, 2009 at 01:05 PM
>ヒロイもんさん
言っていることとやっていることの一貫性と言われると??だと思うんですがね。
>のっちんさん
ありがとうございます。
最高裁に行っても受けて立つ覚悟です。
>グアムで飲んだ薬は痛かった…さん
若かったということですわ。
Posted by: Toshimitsu Dan | October 10, 2009 at 05:34 PM