福島県内ニュース

県、詳細内容示す/会津、相双の医療再生計

2009年10月10日 10時12分配信

県は9日の県議会福祉公安委員会で、国の地域医療再生基金事業の採択を目指し国に提出する、会津・南会津医療圏と相双医療圏の地域医療再生計画の詳細内容を示した。

両医療圏に多目的医療用ヘリを1基ずつ配備するほか、会津地域にはドクターカー1台を新たに配置する。

100億円枠での採択を目指している会津・南会津医療圏は、(仮称)会津統合病院の整備費の一部に約63億円を充てる。

地域内の複数の病院や診療所をITネットワークで結びカルテを共有するなど、へき地医療の強化も目指す。

喜多方市が設ける、家庭医の診療拠点となる地域家庭医療センターの整備費を市に補助する。

竹田綜合病院のNICU(新生児集中治療室)の整備も進める。

30億円枠での採択を目指している相双医療圏は、救急医療体制の構築に約18億円を投資する。

双葉厚生病院と県立大野病院の医師確保、認定看護師の養成の支援、救急患者の搬送先となるいわき市立総合磐城共立病院などの医療機器整備も目指す。

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