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鯨肉窃盗:GPメンバー側、証拠開示棄却で最高裁に抗告 /青森

 国際環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」(GP)のメンバーによる鯨肉窃盗事件で、青森地裁で公判前整理手続き中のメンバーの弁護人は5日、仙台高裁に行った証拠開示請求が棄却されたとし、最高裁に特別抗告したことを明らかにした。

 起訴状は、メンバー2人が昨年4月、青森市の運送会社に侵入し、宅配途中の鯨肉入り段ボール箱を無断で持ち出したとしており、2人は建造物侵入と窃盗の罪に問われている。これまで5回の公判前整理手続きが行われたが、証拠開示などを巡って検察側と意見が対立。初公判の日程は決まっていない。

 弁護側は、調査捕鯨船の乗組員が鯨肉を横領し、段ボールに詰めて宅配しようとしたと主張。乗組員の業務上横領を立証してメンバーの情状面を訴えるには乗組員の供述調書などの開示が必要だとし、今年8月、仙台高裁に証拠の開示請求をしていた。

 高裁は「請求を受けている各証拠は弁護側の主張と関連性がないか薄い。関係者のプライバシーに関する事項も含まれている」として棄却した。

 11月20日には6回目の公判前整理手続きが予定されている。【三股智子】

毎日新聞 2009年10月6日 地方版

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