グローブの感触を確かめる西岡利晃=都内のホテル
「WBC世界Sバンタム級タイトルマッチ」(10日、代々木第二体育館)
WBC世界Sバンタム級王者・西岡利晃(帝拳)が海外進出をかけてV3戦に臨む。8日、都内で調印式が行われ、西岡は「最高のコンディション。勝つことを確信している」と宣言した。
元世界6階級制覇のオスカー・デラホーヤ氏が代表を務めるゴールデンボーイ・プロモーションのロベルト・ディアス・プロモーターが試合を観戦する。海外でのV4戦を熱望する西岡にとって、海外進出への“最終テスト”となる。
西岡の試合を、査定する世界的プロモーターのディアス氏は「前回の防衛戦の相手が、私どもの選手だったので試合を見た。十分に海外で通用する選手だ」と絶賛した。
帝拳ジムの本田明彦会長は「次の防衛戦は海外の可能性もある」と話しており、海外進出を容認。西岡は「チャンスをものにしてKOにつなげたい」と、冷静な口調でV3を誓った。
(2009年10月8日)