目黒〜築地市場間、
片道15分という驚異的ラップタイムを誇る
(ウソですよ♪お巡りさん!)私は、
ネット上で
ブロードバンド・スピードテストなるものに思わずハマッてしまい、
パソコンのチューンナップに精を出すあまり(ホントか〜?)、
ブログを長らく無沙汰してしまいました。
ところで、
その目黒〜築地間には慶応義塾大学があり、
正門前を通り過ぎる度に思いを馳せるのが福沢諭吉翁のこと。
。。。と言っても、
いくら私が商売人とは言え、
決して一万円札がアタマをよぎるワケではなく
“少年時代”の話である。
翁の自叙伝「福翁自伝」の“反故を踏みお札を踏む”のくだりには。。。
また私の十二、三歳のころと思う。兄が何か反故を揃えているところを、私がドタバタ踏んで通ったところが、兄が大喝一声、コリャ待てと酷く叱り付けて「お前は眼が見えぬか、これを見なさい、何と書いてある、奥平大膳大夫と御名があるではないか」と大層な剣幕だから「アア左様でございましたか、私は知らなんだ」と言うと「知らんと言っても眼があれば見えるはずじゃ、御名を足で踏むとは如何いう心得である、臣士の道は」と、何か六かしい事を並べて厳しく叱るから謝らずにはいられぬ。「私が悪うございましたから堪忍して下さい」と御辞儀をして謝ったけれども、心の中では謝りも何もせぬ。「何のことだろう、殿様の頭でも踏みはしなかろう、名の書いてある紙を踏んだからッて構うことはなさそうなものだ」と甚だ不平で、ソレカラ子供心に独り思案して、兄さんのいうように殿様の名の書いてある反故を踏んで悪いと言えば、神様のお名のある御札を踏んだらどうだろうと思って、人の見ぬ所で御札を踏んでみたところが何ともない。「ウム何ともない、コリャ面白い、今度はこれを洗手場に持って行って遣ろう」と、一歩を進めて便所に試みて。。。。。
。。。とある。
まさに
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
の原点やココにあり〜♪
。。。と思わせる一コマである。
(願わくば便所で御札を如何したのか、
具体的に記述して欲しかった。。。)
そんなコトに思いを巡らせ、
早朝の慶応義塾大学前、
通学途中の学生諸子に無言のエールを送りながら、
築地市場で仕入れた食材を満載したスクーターは
今日も駆けるのであった。。。