日本に輸入されたアメリカ産牛肉に、BSEの原因物質がたまりやすい脊柱が混入していたことが分かりました。
農水省と厚生労働省は10日朝、日本に輸入されたアメリカ産牛肉の中に、BSEの特定危険部位に指定されている脊柱、およそ16キロが混入していたと発表しました。
政府は、この肉を出荷したタイソンフレッシュミート社の一部工場からの輸入を一時停止するとともに、アメリカ政府に調査を要請しました。
赤松農林水産大臣は8日、アメリカのカーク通商代表から牛肉の輸入制限の完全撤廃を求められたばかりでした。3年前にアメリカ産牛肉の輸入を再開して以降、脊柱の混入が確認されたのはこれで3例目です。(10日06:05)