小沢幹事長が12月訪中 数百人規模の訪中団率いる民主党の小沢一郎幹事長は12月中旬に中国を訪問する意向を固めた。複数の党関係者が9日、明らかにした。北京で胡錦濤国家主席や温家宝首相ら中国政府要人と会談する方向で最終調整している。小沢氏の訪中は政権交代後初めて。 会談では日中間の友好促進に向けて意見交換する考え。鳩山由紀夫首相らが担う公式の外交交渉を補完する狙いもある。 訪中は、臨時国会閉会後とし、12月10日から15日までを想定。民主党としての訪問ではなく、小沢氏が自民党時代からかかわってきた日中交流事業「長城計画」の一環。民主党の若手議員が参加するほか、一般公募も実施し、数百人規模の訪中団となる見込み。 小沢氏が推進する民間交流は中国側も高く評価しており、9月の日中首脳会談でも胡主席は「民間レベルの交流を活発化させる必要がある」と言及した。 長城計画による前回の訪中は2007年。日中国交正常化35周年を記念して民主党の羽田孜元首相や菅直人代表代行(当時)ら国会議員45人と、支持者ら約400人が同行した。 【共同通信】
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