権力が集中し、その乱用による国民の人権が阻害されることを防ぐため、立法権、行政権、司法権をそれぞれ独立させ、互いに監視することで健全な働きを行うように考えられています。このしくみを三権分立といいます。
法律をつくるのは「立法権」を持つ国会、そしてその法律を監視するのが「司法権」を持つ裁判所。そして法律として決められたことを実行するのが「行政権」を持つ内閣となります。
立法権(国会)
日本にいるすべての人が守るべきルールである法律を作ったり、変更したり、廃止したりする権能のことをいいます。
司法権(裁判所)
人々の間で起こった争いごとや犯罪などを、憲法や法律にもとづいて裁定する権能のことをいいます。また、裁判所は、法律などが、憲法に違反していないかも判断しています。
行政権(内閣)
国会で決まった法律や予算にもとづいて、実際に行政をおこなう権能のことをいいます。

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