お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(46)が8日、韓国・釜山で開幕した「第14回釜山国際映画祭」(16日まで)に出席。第1子となる長女が6日に誕生したことを明らかにした。映画祭には監督を務めた「しんぼる」(公開中)が招待作品として出品されており、レッドカーペットを闊歩(かっぽ)した松本は「(私生活の)環境も変わったので、また映画への新しい感覚が出てくるのかなとも思っています」と夫婦愛から生まれた“しんぼる”についても、うれしそうに語った。
◇ ◇
松本が所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーによると、6日午前11時40分、今年5月に結婚した元タレントの夫人(26)が都内の病院で2960グラムの女児を出産した。松本は、事務所を通じては「彼女が20歳の時、僕は66歳です」とコメントしただけだったが、映画祭の会場では意外なほどデレデレの表情を見せてしまった。
出産には松本も立ち会ったといい「唐突に分娩室に招き入れられて、あれよあれよという間に、10分くらいで生まれてきました。(『しんぼる』の主人公が部屋から脱出を図る)映画のように、分娩室から脱出しようと思ったんですけどできませんでした」と今作に絡め照れ隠しをしながら、出産時の様子を語った。
「生まれてからまだ一回も『かわいい』って言ってないんですよ。それを言ったら終わり、負けたような気がして。僕の意地です」などと強気な持論を展開しつつも、松本の表情は終始緩みっぱなしだ。
映画監督として、わが子に先駆けて生み出した「しんぼる」は、同映画祭の「ガラ・プレゼンテーション部門」に招待された。世界中の巨匠と呼ばれる監督や話題作を集めた部門で、松本は「日本の人は僕のことを知りすぎているので、ベタすぎると分かりやす過ぎると言われてしまう。僕を知らない人ばかりの海外の方がなじみやすいかもしれないですね」と世界デビューへの手応えも十分に感じている様子。
次回作についても「僕は常に裏切っていきたい人間なので、また考えていきます」と話し、新たなサプライズを予告していた。