県住宅供給公社:債務問題、議論かみ合わず−−県議会自民代表質問 /茨城
10月9日13時1分配信 毎日新聞
◇知事「橋本節」でかわす
県議会最大会派の自民党は8日の本会議で代表質問を行い、鶴岡正彦県議が会派の立場を「(県議会に)与党・野党は存在せず、公正中立な『是々非々主義』に立った関係」と説明した。懸案の県出資団体の巨額債務問題で追及したものの、橋本昌知事は具体策に踏み込まない「橋本節」で応戦し、議論はかみ合わずに終わった。
約420億円の債務超過を抱える住宅供給公社の解散に関するシミュレーションを示すよう鶴岡県議が求めたのに対し、橋本知事は損失補償していない住宅金融支援機構からの借入金の処理など「不確定要因が多々ある」と前提条件の難しさを説明したうえで「早急に検討を進める」と述べるにとどめた。
一方、国土交通省が必要性の是非を再検討している霞ケ浦導水事業について橋本知事は「現在もその必要性は変わらないものと認識している」とし、事業推進に意欲を見せた。
鶴岡県議は、知事の答弁について「県の執行部は『丁寧になった』と言ってるが、いつもの通りだ」と不満げ。橋本知事は議会後、自民会派の態度に変化を感じたか問う質問に「何も感じないし、僕は変わらない」と余裕の表情を見せた。【高橋慶浩、山崎理絵】
10月9日朝刊
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約420億円の債務超過を抱える住宅供給公社の解散に関するシミュレーションを示すよう鶴岡県議が求めたのに対し、橋本知事は損失補償していない住宅金融支援機構からの借入金の処理など「不確定要因が多々ある」と前提条件の難しさを説明したうえで「早急に検討を進める」と述べるにとどめた。
一方、国土交通省が必要性の是非を再検討している霞ケ浦導水事業について橋本知事は「現在もその必要性は変わらないものと認識している」とし、事業推進に意欲を見せた。
鶴岡県議は、知事の答弁について「県の執行部は『丁寧になった』と言ってるが、いつもの通りだ」と不満げ。橋本知事は議会後、自民会派の態度に変化を感じたか問う質問に「何も感じないし、僕は変わらない」と余裕の表情を見せた。【高橋慶浩、山崎理絵】
10月9日朝刊
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最終更新:10月9日13時1分
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