四季を司る女神達2009-04-19 Sun 21:39 <働き者の女神達> ホーラ達は神々の王ゼウスとその2番目の妃である法の女神テミスの間に生まれた三姉妹の女神です。 ギリシア語の hora は英語の hour の語源であるため、一般には時の女神であるとか季節の女神であるとか言われますが、そんなふうに限定するよりもっと大きく捉えて「地上世界の秩序ある運行を司る女神達」であると考えた方が良いと思います。 1日の時間の経過も1年の季節の推移も、総て彼女達の監督によって規則正しくこの世に齎されています。 エウノミア(秩序)・ディケ(正義)・エイレネ(平和)という名は母テミスの性質を受け継いだこの親切で正直な女神達が我々に与えてくれる恩恵を表しているのです。 ホーラ達は季節の運行を齎す者で或るが故に、地上にオイテは女神デメテルと供に人間達の農作業に心を配ります。 又、時間の巡りを司る者でも或るが故に、天に於いては太陽神ヘリオスの馬車を仕立ててその光が世界を照らしにいくのを助けます。 さらには地上と天界をつなぐ門の番人をも務め、出入りする者があれば叢雲を開き、また閉ざします。 他にもヘラやアプロディテなどの大女神に侍女として仕えたり、神々の宴席では黄金の器に盛った食べ物を運んだり輪舞を踊ったりと、何処か李朝時代の妓生を思い起こさせます。 尚、一般にはホーラは3人とされていますが、後代になると四季に対応させて4人とか、1年の月数或は1日の時間帯に対応させて12人と考えられるようにもなります(その場合彼女たちはヘリオスの娘神と見なされます)。 星座のお話で紹介した、アルクトゥールスも12人説に含まれる、女神の一人です。 |
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