奈津子の徒然雑記帳

最近始めたアフィリエイト、ペット、仕事の事、その他趣味の話を徒然に

アトラス

アトラス

img189_convert_20090418194653.jpg

  双肩に大きな天球を担ぎ上げ、膝を曲げた苦しげな姿勢でその重みに耐える男の姿を、彫刻であれ絵画であれ、1度はご覧になったことがおありでしょう。(上図参照)
その人物(神)こそ、1人で広大な天空を支え続ける、巨神アトラスです。

  彼はタイタン族の1人イアペトスの息子で、タイタン戦争(ティタノマキア)の際にはクロノス陣営の戦力として大いに活躍しました。
その筋骨隆々たる巨躯と恐るべき怪力を武器に戦場で鬼神のごとく荒れ狂うアトラスに、オリュンポス陣営は散々な目に遭った伝承されています。

  しかし、結局のところ戦いはオリュンポス軍の勝利で終幕。
しかし、勝てば官軍での喩え通り、人一倍暴れ回って自分の力を見せつけたアトラスの立場は他のタイタン族より具合の悪いもので戦犯扱いとなりました。
その為、ゼウスをはじめオリュンポス陣営の恨みを買っていた彼には特別な罰が言い渡されました。

「アトラスよ。汝は他の者達同様、タルタロスに追放はしない。その代わり、汝は未来永劫この世界の果てで天空を支えるのだ。」
 
  その残酷な命令を実行に移せるだけの怪力を持っていたのがアトラスでした。
以後彼は世界の西の果てに立ち、見事に課せられた重荷を支え続けました。

テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

日記 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<四季を司る女神達 | HOME | パンドラの箱>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |