中国電力の上関原子力発電所(山口県上関町)建設計画に反対する市民グループ3団体は8日、広島市中区の中電本社前で、7日着手した海面埋め立て工事に対して抗議活動をした。
「原発はごめんだヒロシマ市民の会」事務局の溝田一成さん(59)たち20人が訪れ、抗議文を中電の担当者に渡した。工事着手を「手続きのみを優先した姑息(こそく)な手段」と批判し、工事の即時中止を求めた。
中電は7日、当初計画していた埠頭(ふとう)とは別の場所からブイを運び出して設置した。中電は「工事が膠着(こうちゃく)状態にある中、やむを得ない選択だった」と説明している。
【写真説明】中電本社前で上関原発の埋め立て着手に抗議する市民団体のメンバー
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