７７歳女性「金なんかないわい」強盗一喝

　大阪市東住吉区の食料品店「フードショップ梶原」に８日午前１０時１５分ごろ、男が押し入り、店番をしていた経営者梶原満子さん（７７）に「金を出せ」とナイフを突きつけた。梶原さんが「金なんかないわい」と応じると、何も取らずに逃走した。男は身長１メートル７０〜１メートル７５。黒っぽいレインコートにフルフェースのヘルメット姿。東住吉署が強盗未遂容疑で行方を追っている。

　同署によると、梶原さんはナイフを突きつけられてもおびえず、「強盗や！！」と奥の倉庫で仕分けをしていた息子の浩司さん（５０）を呼びに行った。２人が戻ると、男はミニバイクで逃走するところだった。梶原さんの対応に、同署員は「肝っ玉据わってるなあ。こんなことよう言わんで」と話した。

[ 2009年10月09日 ]