サブカテゴリー

夢の米進出へ!西岡、メキシカン3連続KOだ

ファイティングポーズをとる(左から)WBA世界スーパーバンタム級挑戦者のイバン・エルナンデス、王者・西岡利晃、WBA世界スーパーフェザー級王者ホルヘ・リナレス、挑戦者のファン・カルロス・サルガト
ファイティングポーズをとる(左から)WBA世界スーパーバンタム級挑戦者のイバン・エルナンデス、王者・西岡利晃、WBA世界スーパーフェザー級王者ホルヘ・リナレス、挑戦者のファン・カルロス・サルガト
Photo By スポニチ

 WBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(33=帝拳)がメキシコ製グローブとの“タッグ”でメキシコ人挑戦者撃破を狙う。ダブル世界戦(10日、代々木第2体育館)の調印式が8日、都内のホテルで行われ、西岡は3度目の防衛戦となるイバン・エルナンデス(26=メキシコ)戦の使用グローブにメキシコ製を選択。ここ7戦7勝6KOと抜群の相性を誇る“愛用品”を手に、ワンパンチKO勝利を飾ったV2戦の再現に挑む。

 王者の視線に鋭さが増した。西岡は本番で使用するグローブに、日本製を含む2種類からメキシコの「レイジェス」社製を選択。調印式の壇上で実際に手を通すと、まずは左アッパーで自分のあご、そして葛西トレーナー相手に右ジャブを繰り出し、感触を確かめた。

 「拳の握りを見るのは重要ですから。いつも入念にチェックします」。世界戦で両者が使用するグローブを選択できるのは王者の特権。同社製は日本製よりクッションが薄く、より衝撃がダイレクトに伝わるとされる。

 実際、西岡が同社製を愛用するようになってからの最近7戦は7勝6KOと抜群のKO率を誇る。日本人選手として24年ぶりの海外防衛に成功した5月のジョニー・ゴンサレス(メキシコ)戦でも、左ストレート一発で3回KO勝ち。ヘナロ・ガルシア(同)に12回TKO勝ちした初防衛戦、敵地メキシコのファンを沈黙させたゴンサレス戦に続き、エルナンデス戦では元世界スーパーフライ級王者・渡辺二郎以来となる初防衛から3連続KO勝ちの期待が高まる。西岡は「KOは狙ってできるものではないが、チャンスは必ずある。そのチャンスをものにしたい」と話した。

 夢の実現が目前だ。今回防衛に成功すれば来春に米ラスベガスで防衛戦を実現できるよう、帝拳ジムの本田会長が水面下で交渉に動いている。所用で来場が中止になった米国の大物プロモーター、デラホーヤ氏の代理ロベルト・ディアス氏も「03年から西岡のことは知っている。米国でやりたいのであれば、長谷川と並んでチャンスはある」と興味を示した。過去8戦全勝とメキシカン・キラーでもある王者。豪快KO劇の舞台は整った。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年10月09日 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

注目アイテム

ニュース

クイックアクセス

注目試合

プロレス試合結果

特集

ボクシング

ピックアップ

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲