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【正論】朝鮮民族の復讐のカタルシス 筑波大学大学院教授・古田博司 (3/3ページ)

2008.8.20 03:18
このニュースのトピックス「竹島」問題

 「東南アジアの諸国は次第にヨーロッパ強大国の原料供給地と植民地に転落した」のであり、「エジプトは英国の保護国に転落した」し、「インドは英国の原料供給地と商品市場に転落した」と、記述する。

 しかし、自分たちに関しては、そうは言いたくない。「朝鮮は日本の植民地支配を受けることになった」のであり、「日帝は朝鮮の国権を侵奪した」のだと、他国に押しつけようとする「転落」歴史観から、自分たちだけは絶えず逃れ出る記述をこころみるのである。

 敢(あ)えて厳しい見方をすれば、拉致問題も、竹島問題も、歴史教科書問題も彼らの卑小なるカタルシスが根にある。ゆえに、すべての解決は彼らの謙虚さと自省から始まるのであり、そのような作業は少数だが心ある韓国人の間から、すでに曙光(しょこう)のように輝き始めているものと私は見ている。(ふるた ひろし)

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