岡山放送局

2009年10月8日 19時29分更新

「岡山藩の教育」資料展


岡山藩主、池田光政が建てた藩学校や、国内最古の庶民の学校として知られる備前市の閑谷学校など「岡山藩の教育」をテーマにした資料展が岡山市北区で開かれています。

この資料展は、岡山大学がことしで創立60周年を迎えたのを記念して行われているもので、岡山市北区の岡山市デジタルミュージアムには大学などが所蔵する岡山藩学校や閑谷学校にまつわる資料や絵図などおよそ60点が展示されています。

このうち、江戸時代後期の藩学校の様子を描いた「学校御絵図」は鮮やかな色が多く使われ、当時敷地にあった池や松林、それに草木に至るまで細かく描かれています。

また、閑谷学校の講堂の壁に掲げられていた「定」と呼ばれる規則には入学者は礼儀正しく学問すべきなどと書かれていて、当時の様子を伺うことができます。

このほか、閑谷学校がある当時の村の様子を描いた「閑谷新田図」は床の上に置かれていて、原寸大の絵図の大きさを体感することができます。

この展示会は、来週の火曜日13日を除く、今月18日まで開かれています。