裁判員制度

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裁判員裁判:刑事弁護士が語る ナニワの弁護士9人が出版 /大阪

 裁判員裁判の開始に合わせ、大阪弁護士会所属の弁護士が刑事裁判手続きなどを易しく解説した「刑事弁護士が語る裁判員裁判 ナニワの法廷から」を出版した。大阪経済法科大(八尾市)で08年4~7月開かれた講義「地域社会と法」の講師を務めた山口健一弁護士ら弁護士9人が講義内容に加筆し、まとめた。【堀川剛護】

 ◇「客観的証拠を重視することが重要」

 まず、山口弁護士が担当した和歌山毒物カレー事件などを取り上げ、刑事弁護士の役割を説明。「裁判員になれば、裁判に出た証拠だけで判断すること」などとアドバイス。

 続いて、04年2月、大阪地裁の元所長を襲撃したとして強盗致傷罪に問われた男性らの無罪事件について、山口昌之弁護士が客観的証拠を重視することの重要性を指摘する。

 また、佐藤正子弁護士は、03年の鹿児島県議選をめぐる買収無罪事件(志布志事件)に触れて、取り調べの可視化(録音・録画)の必要性を説いている。

 大阪経済法科大出版部、A5判、全11章249ページ。税別1500円。

毎日新聞 2009年8月4日 地方版

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