2009年10月8日 23時35分 更新:10月8日 23時42分
8日午後6時25分ごろ、埼玉県富士見市関沢3の東武東上線踏切(警報機・遮断機付き)で、通過中の渋谷発川越市駅行き普通電車(10両)に同県ふじみ野市の男性(42)の乗用車が突っ込み衝突、近くにいた女性(56)が左足に軽傷を負った。東武鉄道によると、電車は自走できなくなり、約1時間半後に乗客約500人が約400メートル離れた鶴瀬駅まで歩き、バスなどに乗り換えた。
県警東入間署によると、乗用車は踏切手前で止まっていたが、突然線路内に進入し、電車の6両目に衝突した。電車は約200メートル先で止まった。男性は「誤ってアクセルを踏んでしまった」と話しているといい、過失往来危険などの疑いもあるとみて調べている。
東武鉄道によると、この事故で同線は志木-小川町駅間で運転を見合わせるなど、深夜までダイヤが乱れた。【飼手勇介】