岡田克也外相は7日、東京都内の日本外国特派員協会で講演し、鳩山由紀夫首相が提唱する東アジア共同体構想について、「日本、中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)、インド、オーストラリア、ニュージーランドという範囲で考えている」と述べ、構想には米国が入らない考えを明らかにした。
外相は、米国との関係については「(共同体構想に)入らない国を排除するつもりはない」とも語り、配慮を示した。その上で「鳩山首相がアメリカに対して否定的で距離を置く考え方を示したわけではない」と、日米同盟は重要との考えを改めて強調した。
毎日新聞 2009年10月7日 20時02分