材料学者細野秀雄教授ノーベル賞候補
半導体基盤だろうか、細野教授が作った研究成果、きれいなものだね。
顔や雰囲気は田中耕一さんに似ている。研究者は自分の世界を持ったタイプが多そうだ。
今研究している超伝導体という物質、これが発明されると、電気を遠くへ電線を通して送っても送った電気が途中で放電か、抵抗で消えることがない。そうすると、今の発電量が2倍になる、という。それだけでも、既にノーベル賞モノだという。砂漠の真ん中で太陽熱発電して超伝導体で遠方へ送る事が可能になる。
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自然の原子から、自然界に存在しないものを作り出すと、ありえない性質になるという実験を見せてく
れた。アルミナ+石灰=セメント。セメントは電気を通さないことで 知られている。それを超高熱で数分照射してのち、電流を通すような物質に変化すると発見した。ま
だ、それは微かな電流だから、それを良伝導になるにはまだ時間がかるだろうが、自然界にない現象を発見したのは、研究に成果だ。
細野秀雄教授の研究室は年間60本の研究論文を発表している。他の研究室の5倍から6倍のペースだという。この驚異的な馬力はなんだろう。
カレがいうには、「研究は面白がってやっているだけでは、科学愛好家にすぎない。勝つ研究をやってプロの研究だ」という。新しい研究家タイプだ。勝負師かもしれない。将棋の羽生善治、柔道の石井慧と似た発想がある。
細野 秀雄(1953年9月7日 - )東京工業大学セラミックス研究所教授でセメントを高い電気伝導の金属状態に変えた発見などで知られる。主な研究分野は無機材料科学・ナノポーラス機能材料超電導物質、無機光・電子材料、磁気共鳴、透明酸化物半導体など。応用物理学会、電気化学会、日本化学会、分光学会、米国光学会、米国セラミックス学会員などを務める。「超電導物質」の論文は科学雑誌「サイエンス」で「ブレイクスルー オブ ザ イヤー」に選ばれ、論文引用数でも世界一を記録した。Wikipedia
中学生ころまでは、特に優等生ではなく、理科の実験が好きな子だったという。高校の普通科ではなく高専へ進学した。そこで偶然というのだろうか、めぐりあわせだろうか、公害を追求していた宇井純先生の講演を聞いてから、先生の活動をボランティアで手伝いだして、一年か二年経ったとき、「先生と同じ研究をしたい」というと、先生は「公害は70年の問題だから、自分の課題を見つけて研究しなさい」と答えた。
宇井純は、東大で市民公開講座を開いて、公害を追求していたことで有名だった。だからか、教授にも、助教授になれなかった。多分助手か、よくて講師という肩書きだったようだ。東大でも公開講座も、体制側の圧力で開く事ができなくなって、私の記憶では、沖縄大学へ行って教授になったのだと思う。
宇井 純(うい じゅん、1932年6月25日 - 2006年11月11日)、環境学者、公害問題研究家。沖縄大学名誉教授。東京都新宿区出身。
太平洋戦争中、栃木県壬生町へ疎開、戦後、栃木県立栃木高等学校を経て、1956年、東京大学工学部応用化学科卒業。1959年に東京大学大学院工学系研究科、応用化学科、土木工学科に所属し、1965年に新設の都市工学科(衛生工学コース)助手(実験担当)となる。助手就任の1965年に新潟水俣病が発生し、水俣病告発をしたため東大での出世の道は閉ざされ、「万年助手」に据え置かれた。21年間東大助手であった。
科学技術者の多くが企業や行政側に立つ「御用学者」の活動をしていると批判し、公害被害者の立場に立つ視点を提唱し、新潟水俣病の民事訴訟では弁護補佐人として水俣病の解明に尽力するなどの活動を展開した。 1986年、21年間の東大助手の職を辞し、沖縄大学法経学部教授に就任。
細野秀雄は、宇井純の忠告に従って、高専を辞めてから猛勉強して東京都立大工学部へ入る。それから先は、順調に研究者の道を歩んでいる。45歳で東工大の教授になった。脳科学者茂木健一郎も東工大教授であるが、彼と顔をあわせたことがなく初対面であった。
東工大卒では、政治家菅直人がそうだ。白川英樹 (ノーベル化学賞受賞) くらいしか、思い当らない。元学長の末松安晴(文化功労者)は、岐阜県立中津高校の先輩である。
宇井純先生に出会うことがなかったら、高専を卒業して化学好きなサラリーマンで終わっていただろう。人との出会いいかに大切か、つくずく思う。そのとき、少年が素直な心を持って大人に接していけたら、その接点からいい影響を受けるだろう。
エネルギッシュに研究を続け、その研究を世界の学者が発表しあう場へいつも一番乗りを目指して顔を出している。
「超電導物質」の論文は科学雑誌「サイエンス」で「ブレイクスルー オブ ザ イヤー」に選ばれ、論文引用数でも世界一を記録した。Wikipedia引用 この論文と共に、実際に「超電導物質」を作りえたら、これはノーベル賞だと目されている。この研究室だけではないだろうが、各研究室には二十人以上の学生が徹夜をいとわず研究テーマを追いかけている。そして、週に一回、研究の成果、経過報告を発表して、細野先生にこれはこのポイントを押せとか、これはもう中止しろ、などのアドバイスを受けている。それをほかの学生も見ている。
一人学生を推していた。カレの研究があわやもうダメかというところまで追い詰められていたが、基礎のどん底から検証して失敗から復活の芽を見出して、先生から研究の続行を認められた。テレビにクローズアップしていた。
細野秀雄曰く、宇井さんは巨大な存在で今まで向かい合うのはイヤだったが、ありふれた元素から新しい物質をつくり、社会の困った問題を解決するというレポートを最近やっと先生に提出できるかな、と思えるようになった。
学者の夢中になって研究に没頭している姿を見て、研究は面白そうだと見えた。一定水準に達した知識と能力が用意されたら、発想力と勝気の心があったら、いい仕事だ。夫の仕事を裏で支える妻がいての仕事かもしれないが。
多分、彼がノーベル賞を受けるだろう。彼がムリなら、将来あの研究室から誰か取るだろう。そんな予感のする熱気が感じられた。理系の研究職はいい。
よく大学教授は、研究を続けるタイプと役職について学部長、学長(総長)となっていくタイプがある。●●教授が役職になった同僚教授を研究が疎かになる、という批判していた。
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