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派遣法見直し、審議始まる 使用者側、規制強化に猛反発(1/2ページ)

2009年10月8日20時0分

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 労働者派遣法の抜本改正に向けた労使の議論が7日、厚生労働省の審議会で始まった。鳩山政権は、仕事がある時だけ雇用契約を結ぶ「登録型派遣」や製造業への派遣を原則禁止し、安定雇用への転換を目指す。厚労省は年内にも労使の合意を得たい考えだが、規制の強化に使用者側の反発は強い。

 派遣法の見直しでは、民主、社民、国民新党が9月9日、法律名を「派遣労働者保護法」に改めるとともに、日雇い派遣や登録型派遣、製造業派遣を原則として禁止することで合意し、連立政権の政策合意に盛り込んだ。厚労省の集計では、昨年10月から今年12月までに失職する非正社員23万9千人のうち、約6割にあたる14万2千人が派遣社員。不安定な働き方への批判の強まりを受け、3党は大幅な規制の強化を打ち出した。

 7日の審議会で、長妻昭厚労相は「派遣切りが多く発生し、社会問題化するなど雇用環境に大きな変化が生じた」と指摘し、派遣労働者の雇用の安定のために必要な事項の検討を求めた。今後は3党の合意内容を踏まえて議論が進む見通しだ。

 民主党はマニフェストで、派遣法の改正時期を明示していない。だが、連立パートナーの社民党などは早期の改正を求めており、厚労省は年内に審議会での合意を経た上で、来年の通常国会に改正案を提出することを目指す。

 ただ、労使の隔たりは大きい。労使は昨年9月、派遣法の改正は日雇い派遣の原則禁止にとどめ、登録型派遣の規制などは引き続き議論することで合意した経緯がある。麻生政権は昨年11月、日雇い派遣禁止を柱とする改正案を国会に提出したが、衆議院の解散で今年7月に廃案になった。雇用情勢の変化や政権交代があったとはいえ、使用者側には一足飛びに「禁止」に踏み込むこと自体に異論がある。

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