2009年5月8日(金)
千島学説の本
ホメオパシーと現代医学が手を結んだことで話題となっているセントマーガレット病院ですが、その病院に勤めている外科医の酒向先生は千島学説の研究者として知られています。
千島学説とは「血液は腸で作られる」ということを顕微鏡下で明らかにした「腸造血説」のほか、「赤血球分化説」や「バクテリア・ウイルスの自然発生説」など8大原理によって構成される、現代医学を根本から覆す革新的な医学理論です。
酒向先生は学生時代に千島学説に出会い、医師となってからも研究を続けられてその正しさを確信するに至ったようです。
その酒向先生の著書があることを知りました。写真の本「癌を克服するために」は千島学説に基づいた癌治療について記されたものです。
千島学説では健康を維持するためには「気、血、動」、すなわち血液をきれいにして運動することを勧めています。この本では具体的な方法として食事療法や呼吸法、運動療法としての気功やヨーガ、精神療法などが詳しく述べられています。
千島学説はホメオパシーを学ぶ学生だったときに知りました。千島先生の息子さんの講義を聞いたのですが、現代医学の常識を真っ向から否定するようなお話の連続で驚いた記憶があります。食物が腸内でモネラになり、それが腸の絨毛細胞となって赤血球が生まれるなどという理論はにわかには信じがたいものでした。
癌のクライアントの方も最近では増えてきています。癌を治すために食生活などで何か参考になる本はないかと探していたところ、この本に行き着いたというわけです。
かなり分量があり読むだけでも大変ですが、癌の人にとっては福音となることを願っています。私のセンターで癌の相談に来られた方にお勧めしたいと思っています。