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日・星首脳会談、G20の成果など協議

シンガポール2009年10月08日 08:15

日本を訪問中のリー・シェンロン首相は10月6日、首相官邸で鳩山邦夫首相と会談。先に米ピッツバーグで開かれたG20首脳会議(金融サミット)の成果などについて話し合った。


両首脳の会談は初めて。リー首相は、G20を終えた後の、11月の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議とアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議前に会談を持てたことの重要性を強調。持続的成長などG20会議の成果をAPECに生かす方針を表明した。


鳩山首相が提案した東アジア共同体構想についてリー首相は「アジア諸国間のつながりは経済面だけでなく、文化的にも強まっており、いずれ自然に共同体に発展すると思う」と述べた。


同時に「アジアはグローバルシステムの一部。常に開かれた地域主義でなければならない。米国には果たすべき重要な役割があり、それは域内の多くの国の利益になる」と米国に配慮する必要性を強調した。両首脳は、アジア太平洋地域を開かれた存在として維持する必要性で意見の一致を見た。


日本での政権交代についてリー首相は「政権がどちらになっても、日本がアジアで重要な役割を果たすことに変りはない」と述べた。


同行しているジョージ・ヨー外相は故中川昭一元財務相宅を訪問し弔意を遺族に伝えた。

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