本件に対して大勢の方が興味をおもちのようですが、問題は何も解決していません。抗議、回答請求に対する十分な説明責任は果たされていません。昨日の記事で本件を担当している石川県教育委員会教職員課の上田の応答にあった「そうでなくとも業務が多いのに…」というのが本音なのです。つまり、同委員会にしてみれば吹いて湧いたアクシデントに過ぎない扱いをしているということでしょう。しかし、係る問題は一教諭によって学校長、同委員会の許可無く学校名で掲示板を開設し(現在閉鎖中)、掲示板において生徒の個人情報を流出させていたということです。このような社会通念として最も憂慮すべきことを問題視、是正しようとしない同委員会の正当性とはなんでしょうか?当方の立証に対し、性急な適切な調査すら後手に回り、悪戯に回答の時間を引き延ばすような態度に正当性などありません。立証責任の果たされた件に対し、認知も否認もできない、ただ「対応はできる範囲でしています」というのは全く問題に真摯に向かっていないことそのものであり、何ら回答になっていません。本件は職員の職務のために支給された官給品とネットワークを悪用した私的流用と、掲示板を無許可で運営し、生徒の個人情報を流出させた二点の悪辣な行為です。同時に、このような非常に教育環境に望ましくない行為、石川県職員(教諭)として使途に妥当性のないネットワーク利用を何ら管理することをしていない同教育委員会の監督責任が問われるべきでしょう。10月2日に請求と是正を行い、未だ達成されているのは掲示板の削除だけです。掲示板の削除についても、同教育委員会は明白にこちらの指摘に従って行ったはずなのに状況を不知だと回答し、当該教諭のヒアリングを行っているにも関わらず同委員会の掲示板削除への関与を認めていません。これは監督責任の回避以外に何ら意味することはなく、問題の隠匿、隠滅を計算してのことでしょう。以上のように本件における教諭の行為は問題なく是正、処分対象ですが、その監督責任を同教育委員会が回避しようとしていることに対しては憂慮を通り越し、石川県そのものの行政執行能力を問われるでしょう。