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憲法9条:行方考える講演会、知立で市民ら120人参加 /愛知

 政権交代で憲法9条がどうなるかを考える講演会が4日、知立市中央公民館で開かれた。題して「改憲論の行方と私たちの課題--政権交代でどうなる? 9条」。市民で作る「九条の会ちりゅう」の結成3周年記念の催しで、市民ら約120人が耳を傾けた。

 講師は憲法学者の森秀樹・龍谷大法科大学院教授(名古屋大名誉教授)。今度の政権交代に対し「官僚依存の脱却などを公約通り実現させれば、近代まれにみる大転換となる」との見方を示した。しかし、憲法改正の動きについては「自民党の大敗や主な改憲論者の落選で、9条改正の心配がなくなったという見方もあるが、改憲の動きが挫折したかは疑問」と強調。その理由として「鳩山由紀夫首相が根っからの改憲論者で、新憲法制定議員同盟の顧問。首相自身の新憲法試案は、自民党案も真っ青な復古的改憲論だ。全行政の無駄をなくすと言いながら、自衛隊関係を対象から外している」と指摘した。

 集会では代表の牧正彦さんが「3周年を機に活動の意義を再認識し、戦争のない国づくりを支援したい」とあいさつ。「沖縄」がテーマのイベントを催し、DVD「軍隊がいた島」の上映や、「さとうきび畑」の合唱、二胡の沖縄民謡演奏、エイサーの上演などを繰り広げた。【安間教雄】

毎日新聞 2009年10月6日 地方版

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