平野博文官房長官は7日午前、首相官邸に長島昭久防衛政務官を呼び、海上自衛隊のインド洋での給油活動について「政府として検討中(の課題)で、個別具体的な発言は慎むように」と注意した。長島氏は「お騒がせしました」と陳謝した。長島氏は5日、東京都立川市での講演で「国会承認をして(自衛隊を)出すよう法律を変え、給油活動を続けるべきだ」と発言していた。
この発言に関し、北沢俊美防衛相も6日、長島氏に「大臣と政務官で意見が分かれていると誤解を生む」と注意したほか、福島瑞穂消費者・少子化担当相は同日の記者会見で「社民党として給油活動の延長には反対だ。延長されないように連立政権の中でも協議したい」と述べた。【仙石恭】
毎日新聞 2009年10月7日 11時54分