台風18号の影響で、東海道新幹線のダイヤは大きく乱れ、職員らは対応に追われた=8日午前7時42分、名古屋市中村区、岩下毅撮影
東海道新幹線は8日、台風18号による大雨と強風、倒木の影響で、始発から名古屋―掛川間、米原―京都間で午前7時過ぎまで上下線で運転を見合わせた。午前9時現在、全線で運転を再開しているが、すでに18本が運休。一部区間では徐行運転が続いており、名古屋駅では最大1時間20分の遅れが出ている。
一方、JR東海の在来線は全線で始発から運転を見合わせた。天候は回復したものの、全線で安全確認をしているため、東海道、中央、関西各線の運転再開は正午ごろになる見通し。
名古屋鉄道も安全確認のために全線で運転を見合わせており、再開の見通しは立っていない。愛知県知多市の常滑線日長―長浦間では土砂崩れが発生しており、復旧には時間がかかりそうだという。
近鉄名古屋線は午前8時20分から近鉄名古屋―富吉間で運転を再開したが、その他の区間は見通しが立っていない。