タミフル耐性ウイルスに感染か―札幌市の10代女性
厚生労働省と札幌市は10月7日、タミフルを服用していない10歳代の新型インフルエンザ女性患者からタミフル耐性ウイルスを検出したと発表した。国内でのタミフル耐性ウイルスの検出は8例目だが、服用をしていない人から検出されたのは初めて。厚労省では、「明らかなデータはないが、ほかの患者からタミフル耐性ウイルスが感染した可能性もある」としている。
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札幌市に住むこの女性は8月22日に38度の熱を出し、市内の医療機関を受診。簡易検査でA型陽性反応が出たためリレンザを投与され、翌日には回復した。
受診の際に採取したウイルスについて9月下旬に札幌市衛生研究所で遺伝子検査を行ったところ、タミフル耐性を示す遺伝子を検出した。その後、国立感染症研究所で薬剤感受性試験を行った結果、10月6日にタミフル耐性を確認した。
札幌市によると、家族なども含め、周辺地域でタミフル耐性ウイルスへの感染が疑われるような人は認められなかったという。
更新:2009/10/08 13:25 キャリアブレイン
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