2009年10月8日 12時56分更新
子どもたちの学力を高めていくための方法を話し合う岡山県の検討委員会が8日開かれ、子どもたちの考える力を養うことが必要だといった意見が出されました。
岡山市北区で開かれた8日の委員会には、小中学校の教師のほか、オリンピックの銀メダリストで岡山市出身の有森裕子さんら13人の委員が出席し、子どもたちの学力向上のための取り組みについて意見を交わしました。
この中で、有森さんは、「いまの子どもは、言われたことはやるが自分からアイデアを出すことが苦手だ。子どもの考える力を養うには、身近にある現象や課題について家庭で親が一緒になって考えていくことが大事ではないか」と指摘しました。
また、ほかの委員からは、家庭での学習時間が年々減る中、学校がこれまでより多く宿題を出して、家庭で学習する習慣を身につけさせるべきだといった提案や、本を読ませたり、ラジオ聞かせたりすることで、子どもたちの想像力を養うべきたといった意見が出されました。
委員会では、今年度中に学力向上についての提言をまとめ県に報告することにしています。