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「世界から取り残される」 ウィニー事件、無罪主張の「神」
ウィニーの開発で称賛を浴び、インターネット上で「神」と呼ばれた金子勇元東大助手(39)は、公判で無罪主張を貫く一方、ファイル共有技術の有用性を訴えて法廷外でも積極的に発言。自らの裁判がこの分野の開発に影を落としていると指摘し「日本は世界的な潮流から取り残される」と危機感を抱いていた。
事件で東大を退職し、現在はネット関連会社で顧問を務める。ネットをテーマにした講演などでは「ウィニーの開発は止まっているが、参考になる技術が多く含まれている」「どんな技術でも活用を模索するべきだ」と訴えてきた。
コンピュータソフトウェア著作権協会が2008年に実施した調査では、ウィニーを通じて1日約600万のファイルが流通、約96%が著作権侵害に当たる可能性がある。金子元助手は控訴審判決の前日、「無罪判決を得られれば、問題に対応したい」と改良に意欲を示していた。
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