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2009年10月7日(水) 19:22 |
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千足古墳で3次元計測が始まる
装飾が剥がれ落ちるなど、痛みが見つかった岡山市の千足古墳で、石室内を細かく調べる3次元計測が始まりました。 装飾の剥落は、前回22年前の調査より前に始まっていたことも分かりました。
千足古墳の調査は、岡山大学の新納教授のグループが全国で4番目の規模を誇る造山古墳周辺の全体像を浮かび上がらせようと調査を行っているものです。 千足古墳の正確な情報を得るために、岡山市の測量会社と協力して3次元計測が始まりました。 石室の表面にレーザーをあてることで得られるデータが、パソコンに送られ、立体的な映像として画面に映し出されます。 誤差はわずか1ミリ。石室内を傷つけることなく正確な情報が得られます。 5日模様がはがれ落ちるなどの痛みが確認されましたが、6日と7日でで新たな事実も分かりました。 22年前の調査では、水に浸かっていたことで保護されていると思われていた千足古墳の石室。 市と県では、現状を国に報告し、今後の石室の保護の仕方について検討していくということです。
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