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光母子殺害実名本「安易に一線越えた」作家ら疑問の声も(2/2ページ)

2009年10月8日2時57分

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写真:書店には実名を記した題名の本が並んだ=7日、東京都千代田区書店には実名を記した題名の本が並んだ=7日、東京都千代田区

 元家裁調査官の山口幸男・日本福祉大名誉教授(司法福祉)は「少年法の立場に立てば、実名公表はありえない」との立場だ。「匿名でも、読者に目を開かせるという意図は達成できるのでは」と出版側の姿勢に疑問を呈した。

 一方、供述調書の引用が問題となったノンフィクション「僕はパパを殺すことに決めた」の出版社の第三者調査委員会の委員も務めた清水英夫・青山学院大名誉教授(言論法)は、「本が興味本位や暴露的でなく、問題をまじめに追求しているのであれば、公共性、公益性は認められる。仮に本人がいったん実名出版を了解しているのであれば、本作りが進んだ段階で差し止めるのは難しいだろう」と話した。

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