【台風１８号】「強い勢力」から「大型」に　高崎市付近を北北東へ

　愛知県知多半島付近に上陸した台風１８号は８日午前１０時現在、群馬県高崎市付近を時速約５０キロで北北東へ進んでいる。愛知県常滑市セントレアでは最大瞬間風速４４・２メートルを記録した。勢力はやや弱まり、「強い勢力」から「大型」の台風になった。８日昼過ぎに東北へ達し、９日朝には暴風域を伴って北海道付近へ進む見込み。気象庁は暴風や高波、大雨、高潮に厳重に警戒するよう呼びかけている。

　気象庁によると、台風は８日午前１０時現在、中心の気圧は９７５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４５メートルで、中心の南東側２２０キロ以内と北西側１７０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっている。

　東日本の太平洋側では、波の高さが９メートルを超える猛烈なしけとなっており、山陰から北陸にかけてと、近畿太平洋側では波の高さが６メートルを超える大しけとなっている。

　台風を取り巻く雨雲は東日本と東北にかかっており、所々で１時間に５０ミリ以上の非常に激しい雨が降っている。

　８日午後９時には、岩手県宮古市の東約４０キロを中心とする半径９０キロの円内に達する見込み。中心気圧は９８０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４０メートルが予想される。