日本各地で月食観測 雲間に浮かぶ、欠けた月17日未明から早朝にかけ、北海道東部を除く日本各地で、月面の一部が地球の影に隠れる部分月食があった。 国立天文台などによると、今回の月食は西に沈んでいく月面の最大で約8割が地球の影に入って暗くなり、欠けた状態のままで地平線や水平線に沈んでいく「月入帯食」。 沖縄県・竹富島では、日の出間近の西南西の低い空で、本来ならほぼ満月に近い月面の4分の3ほどが暗くなり、残る月明かりが波間に照り返す幻想的な光景が現れた。 月食は太陽、地球、月がこの順で一直線に並び、太陽光を地球が遮るために起きる現象。日本での月食は昨年8月28日の皆既月食以来で、次は2010年6月26日となる。 【共同通信】
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