大毅陣営「判定納得できん!」 年内の再戦を要求
◆ WBA本部に提訴へ、認められれば大みそか決戦も ◆
6日のWBA世界フライ級タイトルマッチで0−2で判定負けした亀田大毅(20=亀田)陣営が、判定を不服として王者デンカオセーン・カオウィチット(33=タイ)との年内の再戦を訴えた。
一夜明けた7日午前7時半から、大阪市内のホテルで亀田ジムの五十嵐紀行会長(35)が世界戦の立会人を務めたWBAスーパーバイザーのアラン・キム氏(69=韓国)同席の下で会見。「3ポイントはリードしていた。判定に納得してないし、年内の再戦を要求したい」とWBA本部に提訴することを明かした。
試合は2人のジャッジが2ポイント差で王者を支持。すでに試合後の控室で亀田陣営から提訴の意向を確認したキム氏は「きのう(6日)のうちに本部に連絡した。あとは(提訴に必要な)試合のビデオと抗議文を用意してほしい」と語った。
試合後、大毅は判定について「僕が言うことはない」と潔く負けを認めた。会見に姿を見せることもなかったが、五十嵐会長によれば「結果は受け止めているが、そのような場が用意されるのであれば、もう一度チャレンジしたい」と話しているという。
今後は試合の映像などを基に、WBA本部で裁定が下される。年内の再戦が認められれば大みそか決戦が急浮上してくる。大毅にとって3度目の世界戦が実現するのか注目が集まる。
[ 2009年10月8日付 ]
PR