少年ライト級決勝 北海道・田中一(左)に判定勝ちし、3冠を達成した神奈川・内藤律樹=加茂市勤労者体育センター
新潟国体最終日は6日、新潟県内で行われ、ボクシングの少年ライト級で、元東洋ミドル級王者カシアス内藤氏の長男、律樹(神奈川・磯子工高)が選抜大会、高校総体との3冠を達成した。
判定ながら、ポイントで10-0の完勝。高校3冠を成し遂げた律樹は「やりにくい相手だったけど、優勝できてうれしい」と胸を張った。
父の影響で中学1年にボクシングを始め、次第に競技にのめり込んだ。定時制高校に通い、最初の2年間は芽が出なかったが「練習のかいがあった」と、3年になって花を咲かせた。
ジムで指導する父に「おれの高校時代より倍くらい強い」と評される18歳。「最終的には世界チャンピオンになりたい」と、父も届かなかった大きな夢を口にした。
(2009年10月6日)