大毅が再戦要求!大みそかに決着つけたる
6日の世界戦で王者デンカオセーン(左)に判定負けした亀田大毅。陣営は判定を不服として再戦を要求する
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6日のWBA世界フライ級タイトルマッチで0―2判定負けした亀田大毅(20=亀田)陣営が、判定を不服として王者デンカオセーン・カオウィチット(33=タイ)と年内に再戦を行うようWBA本部に訴えることになった。一夜明けた7日、大阪市内のホテルで亀田ジムの五十嵐紀行会長(35)が会見して提訴を正式に表明。再戦が認められれば大みそか決戦の可能性も浮上する。
亀田陣営の動きは素早かった。この日午前7時半から世界戦の立会人を務めたWBAスーパーバイザーのアラン・キム氏(69=韓国)同席の下、亀田ジムの五十嵐会長が会見。「3ポイントはリードしていた。判定に納得してないし、年内の再戦を要求したい」とWBA本部に提訴することを明かした。
試合は2人のジャッジが2ポイント差の115―113で王者を支持。大毅の0―2判定負けとなったが、互いに決め手を欠く展開だったことは否めない。すでに試合後の控室で亀田陣営から提訴の意向を確認したキム氏は「きのう(6日)のうちに本部に連絡した。あとは(提訴に必要な)試合のビデオと抗議文を用意してほしい」と語った。今後は試合の映像などを基に、WBA本部で裁定が下される。
この日発表された6日の試合の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は平均19・1%、瞬間最高26・2%を記録。地元・関西では瞬間最高30・2%をマークした。確実に高視聴率を取れるコンテンツであることが実証された。年内の再戦が認められれば大みそか決戦が急浮上してくる。
試合後、大毅は判定について「僕が言うことはない」と潔く負けを認めた。この日の会見に姿を見せることもなかったが、五十嵐会長によれば「結果は受け止めているが、そのような場が用意されるのであれば、もう1度チャレンジしたい」と話しているという。大毅にとって3度目の世界戦が実現するのか注目が集まる。
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