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(cache) [SARASOU DIARY]CH’定点観測


023317
++CH’定点観測++

世の中のリアルタイムな出来事や
店主の身の回りに起こったことを
CHキャラを通じて語っていきたいと思います

2009年10月
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* 2009年10月4日(日) 1993.11/meet his aunt
* 2009年10月3日(土) road to 2016
* 2009年9月30日(水) 1995.3/play the heavy father
* 2009年9月29日(火) あなたの知らないサバイバルレース
* 2009年9月26日(土) 2000.9/foster father

1993.11/meet his aunt
「よぉ、おかえり」

そう口では言うものの、撩は相変わらず
ソファに寝そべって蔵書を眺めていた。
いつもと同じ、相変わらずの風景。

「どうだった?冴子のガキは」

まさか父親似の面長だったら
この先可哀想だよなぁ、なんて
勝手なことを言っている。

「ううん、可愛かったわよ。
どっちかっていったら冴子さん似かしら。
撩も一緒に来ればよかったのに」
「だって撩ちゃん、ガキなんて嫌いだもん。
それに前に冴子に子供が生まれたって抱かせないって
言われちまったしなぁ」

ああ、そうだ。事あるごとに言い続けてきた、
俺は子供は嫌いだと。
その真意が本心なのか照れなのかは判らない。
でも今は何でも悪い方にとってしまう自分がいた。

こんな仕事を続けている限り母親にはなれない。
それは、撩の重荷を増やすだけ。

冴子さんは子供が出来ても冴子さんのままだった
ヒールが低くなり、コーヒーが飲めなくなった以外は。
おなかが目立ってきても
逆に身体のラインがぴったりと出るワンピースに身を包み
母親というよりも女でい続けていた。
だからあたしたちも今までと変わらず接することができた。

でも、病室で目にした冴子さんは
間違いなく母親そのものだった。
我が子の寝顔を眺める眼差し、
そっと髪を撫でるその手つきは
あたしの知らない彼女だった。

そうやって彼女はどんどん前へ進んでいく。
冴子さんだけじゃない、美樹さんもかずえさんも。
そしてあたし一人が、母親になれないあたしだけが
この場に取り残されたまま。
目の前に、超えられない高い壁があるような気がした。

「何くよくよしてんだよ、オバサン」
「お、おばさん?」
「だろ?槇ちゃんが父親になったんだから
おまぁも立派な叔母さんだろうが」

そう・・・よね、あたしももう叔母さんなんだから
そんな子供みたいに落ち込んでなんていられない。
っていっても、母親じゃない以上
何をどうすればいいか判らないのだけど。
でも、あたしの目の前にも道はある。
それは冴子さんたちとは同じところに
通じていないかもしれない。
だけど、その道を一歩一歩進んでいくだけだ。

「それをいったらリョウもオジサンよね」
「な、なんでだよ!」
「だってあたしのパートナーなんだから、ねぇ」
2009年10月4日(日) No.469

游茗@店主  2009/10/04/23:14:18   No.470
秀弥が生まれてすぐのこと、に事寄せて
実は自分の本音だったりします。
正直におめでとうと言ってあげられない自分が嫌です。
まして自分には、撩のようなお相手もいませんから。

road to 2016
「たっだいまぁ〜♪」

毎度毎度の午前様。
だが明日は(ってもう今日は)土曜日、
少しくらい羽目を外したっていいじゃないか。
って俺たちには曜日も関係ないのだが。

と暢気に玄関のドアを開けると
この時間だったらいつもは
ソファで寝入っていてもおかしくない香が
ばたばたと半階分の階段を駆け下りてきた。

「撩!東京が、東京がぁっ!!」

なんだよ、東京は無事だぞ。
それはそのど真ん中にいる俺とおまぁが良く判ってるだろう。

「落っこっちゃった・・・東京が」

――ああ、オリンピックな。
確か、今夜決まるんだったっけ。
そういやさっきたまたま店で居合わせたミックが
シカゴシカゴと騒いでいたが。

「アメリカはどうなった?」
「一発目で落選」

ざまぁ見さらせ。
オバマさんが直接訴えたようだが
その神通力も落ちたか。ちょっと心配だ。

「あーあ、見たかったなぁオリンピック」
「そんなに来てほしかったのか?」

そもそも招致できたところで
俺たちの懐ではチケットも手に入らないだろう。

「やっぱりこういうのって勝ち負けだし、それに
東京オリンピックのとき、まだあたし生まれてなかったのよね。
それをさ、アニキがそのときのことを話してくれるたび
なんだかシャクでシャクで」
「それだってあんまりいいもんじゃねぇぞ。
第一、治安対策だなんだで仕事がやりづらくなる。
それに俺、あいつ好きじゃないしな」
「都知事?」

そう、歌舞伎町浄化作戦とやらの言いだしっぺ。
おかげでこの街がだんだんつまらなくなってきた。

「吹き溜まりがなきゃゴミは通りに
そして家の裏庭に溜まってくもんだ。
東京が安全なのもこの新宿あってのことだろ?」

俺みたいな男がこの街で生きていけるのも
ここが『吹き溜まり』だからこそ。

「ところでどこに決まったんだ?」
「えーと、リオデジャネイロ」

はぁ?候補都市の中で一番物騒なとこじゃねぇか。

「――なんか納得いかねぇ」
「・・・そうね」
2009年10月3日(土) No.467

游茗@店主 [URL]  2009/10/03/11:33:07   No.468
確かに来てくれるなら来てほしかったですけど
シティーハンターにとっては有難迷惑でしょうねぇ。

>新宿=吹き溜まり
新宿区民の方にとっては許し難い暴言かもしれませんが、
店主個人の意見というより
CHの世界観から導き出される方程式かと。
同時に撩自身も、人のどす黒い欲望を代わって叶える
いわば『歩く吹き溜まり』ですから。

1995.3/play the heavy father
香に子供が出来て、何が嬉しいといったら
一番はやっぱり精神的な充足感だろう。
愛する女の胎内に自分の分身がいる、
そう思うだけで香が今まで以上に愛おしく思えてくる。
まして俺の場合は、血の繋がっていると言い切れる存在が
あいつの腹の中の子だけだ。だからなおさら
胸の中に温かなものがじんわりと込み上げてくる。
だが、それだけじゃない。

よっぽど自分の身体の変化が嬉しいのか
それを俺と分かち合いたいのか
香が嬉々として身体を触らせようとするのだ。
あの香が、どれだけ躰を重ねようと
まるで生娘のようにウブなあの香がだぞ!
・・・これで掴んだ手をもう少し下の方に
持ってってくれるようになるとありがたいのだが【爆】
やれ動いただの、やれ蹴っただのと
その度に俺を呼んでは膨れた腹を撫でさせる。
・・・子供が中にいようとその絹のような肌触りは変わらない。
もちろん、それとは別の感動もあるのだが。
それ以外にも、肉割れ防止用のクリームを
塗らなきゃならないとかで(塗らないと
メロンのようになってしまうとか)
手の届かないところは俺の担当になっているし
産後の乳の出のための乳房マッサージも
いつの間にか手伝わされている(うははw)

まして臨月ともなろうものなら
赤ん坊の胎動はますます激しくなる。
どれほどのものかというと、じっとしてても
腹の表面がうねうねと動いているのが判るほどだ。
もともと皮下脂肪の薄い香ならなおさら。
・・・だからといって、こんな格好で来なくてもいいだろう。

「ねぇ撩、見て見て!」

だぁぁっ、だから風呂上がりだからっていって
マタニティブラとパジャマのボトムスだけで来るな!
3月とはいえまだまだ夜は寒さが残る、
それを妊婦が腹冷やしてどうする!

と噛みつかれた香はしぶしぶ丈の長い
妊婦用のパジャマの上を羽織ると
その裾をひょいとめくり上げて
満月のように膨れ上がった腹を見せた。

「ね、動いてるでしょ?」

確かに表面がもぞもぞと波打っているのが
見ただけではっきり判る。
もともと香の腹の子は動きが活発だったが
最近はそれに輪をかけて暴れまくっている。
性別は・・・香も聞かされていないというが

「やっぱり男の子かな」
「いや、判らんぞ。おまぁの子だからな、
女でもオトコオンナって可能性もあるし」
「もう、撩ったら」

それでも香はおなかを隠そうとはしない。
・・・触れってことか。
そっと手のひらを当ててみる、
限界まで膨れた風船に触れるようにそっと。
すると、そのタイミングを見計らったようにぼこんと
――ぽこん、ではない。あくまで「ぼこん」と――
香の腹越しに蹴りの感触が伝わってきた。
思わず、手を離した。
まるで拒絶されたようで。

「あらら、ダメじゃない。パパのこと蹴とばしたら」

そう香はおなかを撫でさすりながら赤ん坊に話しかける。
いつもそうだ、母親と子供は文字通り一心同体
父親はというと蚊帳の外だ。
自分の分身であるにもかかわらず
十月十日の間を母親に託さなければならないのだから。
だから当然口うるさくもなる。
――もしかして、俺が機会を見つけて香に触れているのも
そんな二人の間に割って入りたいからかもしれない。

「撩もちゃんと話しかけてよ」
「んぁ?」
「パパの声も聞かせてあげないと、生まれてきたときに
抱っこしても怖がるかもしれないんだって」

バーロォ、そんな「ぱぱでちゅよー♪」だなんて
そんなこっぱずかしいことができるかよ。
それに、声だったら――気づいてないかもしれないが
お前が寝ている間、ちゃんとかけてやっている。
小声だけどな。
だけど、囁くだけじゃ足りないっていうのか?

フンッ、と鼻を鳴らしてさっきまでめくっていた
グラビアに視線を戻す。だが、

「あっ、いたたたた・・・」

香が突然おなかを押さえてうずくまった。
腹を冷やしすぎたか?
まさかこのまま産気づいちまうとか?
いや、まだまだ早すぎる。
もしかして、赤ん坊の身に何か・・・
次々と最悪のシナリオが頭に浮かぶ。

「おいっ、大丈夫か?」
「うん、大・・・丈夫。ちょっと胎動が激しすぎて・・・」

ときどきあるのよ、と香は苦笑いを浮かべる。
――ったく、人騒がせなガキだよ。
生まれてきてからもきっと俺たちの手を煩わせるのは
目に見えている。いや、俺たちだけじゃない
今度はおそらく周囲の連中も巻き込むに違いない。
今からガツンと言ってやらねば。

「おいっ、いくら母親だからって
香に迷惑かけんじゃねぇぞ!」

大人げない、思わず声を荒げてしまった。
だが、いくら血を分けた我が子とはいえ
香を苦しめるヤツには容赦はしない。

「な、なんてこと言うのよ。あんたの子でしょ?」

と香が詰め寄るが気にはしない。
父親の俺が言わないで、誰が言うっていうんだ。

「ちゃんと俺の声認識してるじゃねぇか」

そう、俺が言った途端あんなに激しかった胎動が
すぐさま大人しくなった。
香は「ごめんねぇ、びっくりしたでしょ」と
子供を宥めすかせようとしている。
だけどな、香。こいつはお前の子であると同時に
俺のガキでもあるんだからな。
2009年9月30日(水) No.463

游茗@店主  2009/09/30/23:52:12   No.464
オヤジ撩祭り、というよりすっかりプレパパ撩祭りになってますが【爆】
現役プレママの常連Tさまからネタを頂きましたので。
もう一つネタを頂きましたが、それは週末にでも。
Tさま、ありがとうございましたm(_ _)m
こんな感じでよろしかったでしょうか?

輝海  2009/10/01/22:54:49   No.465
ぷぷぷ♪
場面がアニメのように浮かびます。(爆)

リョウの声で「ぱぱでちゅよ〜♪」って台詞を一度聞いてみたいですね。

プレパパ祭り万歳っ!!

游茗@店主  2009/10/02/00:32:19   No.466
おお、浮かびましたか♪

>神谷ヴォイスで「ぱぱでちゅよ〜」
「うぉお、ありえねぇ!」と思いますが
でもやっぱり聞いてみたいような【笑】

プレパパは書いててホント楽しいです。

あなたの知らないサバイバルレース
「ん、何見てんだ?」

夕食の後片付けも終わり
後はお風呂に入って寝るまでの自由時間。
ノンカフェインのコーヒーを飲みながらテレビを見てると
普段はあまり見ないようなチャンネルを
食い入るように見ているあたしが気になったのか、
飲みに行く支度をしていた撩がソファに腰を下ろした。

「『ドキュメンタリー・人体の神秘』ぃ?」

新聞のテレビ欄を驚いたように読み上げる。

「今日は生命の誕生だって」
「へぇ・・・」

それでも撩は席を立つどころか
テレビにじっと見入っていたのは、
もっこり絡みの話だからというだけではなさそうだ。
あたしたちもまた、現在進行形で
この奇跡の当事者同士なのだから。

撩のDNAの片割れは、山あり谷あり波乱万丈の
今どきベタなメロドラマもかくやという艱難辛苦を乗り越えて
あたしのDNAの片割れと出逢ったのだ。
まるで運命に導かれた恋人同士のように。
ただ、これが普通のメロドラマとは違うのは
ライバルが2億5000万人という超高嶺の花だったという点だが。
そして出逢った恋人たちは一つに溶け合う、
アクション映画でもラブストーリーでも
最後はキスシーンで締めくくられるように。

「・・・すげぇな」
「ええ・・・」

ため息を吐くように撩が言った。

「俺たちがようやくたどり着いたゴールが
こいつらにとってはスタートなんだからなぁ」

確かに、事の終わりの充足感の中で
この熾烈なサバイバルレースはすでに始まっているのだ。

「それにしても、2億5000万分の一か・・・」
「いや、場合によっちゃ2億5000万分のゼロってこともありうる」

そして、たとえ出逢ったにせよ
そのまま引っかからずに流れ落ちてしまうこともある。

「これだけ選びぬかれたエリートなんだ、
きっと丈夫な子が生まれるに決まってるさ」

そう、いつもどこかで感じる不安。
――このかよわい命は、危険な世界を
生き延びることができるのだろうか?
これ以上、撩の重荷を増やすわけにはいかない。
だからあたしが頑張らなければならないのは判っている。
でも、それだけで果たして守りきれるのだろうか・・・
そんなことは最初から無理だったのだろうか・・・?

「それに、この俺の選びぬかれた遺伝子なんだからな。
早々にくたばったりはしねぇって」

そう言って、あたしの肩を抱き寄せた。
だけどその手の感触が・・・。

「ということだ、香ちゃん【ニヤリ】」
「えっ・・・りょ、撩。
あんた今夜飲みに行かないの?」
「その選びぬかれた精鋭を
さらに鍛え抜く方が大事でないかい?」

そしてあたしを、いつもよりそぉっと抱き上げると
そのままいつものように階段へと向かい始めた。

「ちょ、ちょ、ちょっと!
赤ちゃんになんかあったら・・・!」
「へーきへーき、俺とおまぁの子なんだからさぁ♪」
2009年9月29日(火) No.461

游茗@店主 [URL]  2009/09/29/11:57:41   No.462
親父祭り続行中!
というよりプレパパ祭りと化してるなぁ【苦笑】

昨日の世界まるみえSP
『卵子一番乗りを目指せ!精子たちのサバイバルレース』
・・・リクエストを頂いて書きかけのネタがネタなだけに(公開未定)
興味深く見させていただきました【爆】
フィニッシュがR書きにとっても一つのゴールなわけですが
そこからがドラマの本番が始まるんですよねぇ。

2000.9/foster father
シティーハンターの女は奴のアキレス腱、
そうさんざん言われ続けてきた。
実際にあいつはさんざん攫われ続けてきたし
それをいちいち俺が救い出し続けてきた。
さすがに今では香が攫われることもなくなったが
「シティーハンターの女」が
「シティーハンターの娘」に変わっただけだ。

こればかりは俺の娘として生まれてきた以上仕方がない。
だからその度にあいつを救い出してきたし
それと同時に娘を攫った奴らを完膚なきまでに叩き潰すのを
忘れなかった、俺の身内に手を出したらどうなるか
世間に知らしめるためにも。
だが悲しいかな、それでも手出しする馬鹿は無くならない。
最も弱いところを突くのが攻撃として一番効果的なのは
俺だってよく判っている。もっとも、
生まれてすぐからこれだけ攫われているんだ、
あいつだって人質にされたぐらいで騒ぎ立てはしないだろう。

だが、今回は事情が違った。
人質にされたのはひかりと、従兄の秀弥。
それだけだったら今までも何度かある。
けれども今度はあいつが隙を見てひかり一人を逃がしたのだ。

秀弥は幼い頃からひかりのナイトだった。
小さいながらも鼻っ柱の強いひかりに代わって
いじめっ子の矢面に立ったのもあいつだし
こうして攫われたときにも、傍にいて
ずっと娘を励まし続けたのも秀弥だった。
それには父親として感謝はしている。
しかし、人質に一人逃げられたとき
残った人質がどんな扱いを受けるかは
あいつも判っているはずだ。

――何かあってみろよ、
槇村や冴子に合わす顔が無いだろうが。

ついでに、あいつを我が子同然に可愛がっている香にも。

だが助け出してみると、体中に多少あざがあるものの
秀弥は平然とした顔をしていた。
いや、むしろ自分のしたことに誇らしげですらあった。
――拍子抜けだ。
確かにひかりは無事俺たちのもとに帰ってきた。
しかし、秀弥を助けるために俺は
ひかりのときと同じくらいの労力を傾けてきた。
あいつの身に何かあれば俺の責任なのだから。

「ねえ撩」

俺はぐったりとその場に腰をおろして煙草に火をつけた。
ダメだ、もう立ち上がれそうにない。

「撩――おっさん!」
「んだと?誰がおっさんだ」
「父親の妹の亭主を叔父さんって呼んで何が悪いのさ」

小学1年生にして口数の減らないこの甥が
小憎たらしく思えた。

「馬鹿野郎!お前の身に何かあってみろ!
お前は俺の大事な――」

気がつけば同じ目の高さまでしゃがみこみ
肩を揺さぶって叫んでいた。
俺の大事な――甥と言ってもまだ足りない。
俺の大事な――息子?
そうかもしれない、仕事仕事で忙しい両親に代わって
俺たちが育ての親を押しつけられてきたのだから。
ひかりが生まれても実の兄妹のように
分け隔てなく接してきたつもりだ。
香が槇村家の娘として育てられてきたように、
そして、俺もまた海原に――オヤジに
息子として育てられたように。

あのときのオヤジの気持ちが今なら判る。
たとえ血がつながっていなくても
俺もまたこいつのためなら足の一本くらい
犠牲にしたって構わない。

遠くにあいつの両親の姿が見えた。
香もひかりを連れてやってきている。
秀弥は一目散に槇村たちのもとに駆け出した。
あいつらは無責任に息子をひしと抱きしめるだろう。
――まあ、いいさ。
彼らの放任主義には文句は言わない。
その代わり、秀弥を叱ってやるのは俺の役目なのだから。
2009年9月26日(土) No.459

游茗@店主  2009/09/27/00:04:52   No.460
蘭ちゃんとおっちゃんの姿に
ウチのひかりと撩を重ね合わせるのと同時に
コナンとおっちゃんの姿に秀弥と撩を重ね合わせて見ていました。
赤の他人のはずなのに、まるで実の子のように
面倒を見てやったり、叱ってやったり
何かあれば本気で心配する様子が
まさに『北条イズム』的なものを彷彿とさせましたから。
事あるごとに拳骨をくらわせたのも
愛情の裏返しといえますしね。

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