政府は5日、国家戦略室の事務局体制整備を本格化した。事務局長格のスタッフに松山健士(けんじ)・内閣府政策統括官(経済社会システム担当)をあてる人事を発令した。菅直人副総理兼国家戦略担当相がトップの戦略室には、これまで事務スタッフがいなかったが、ようやく事務局機能が立ち上がることになる。
松山氏は旧経済企画庁出身。新設の消費者庁設置のため、消費者行政一元化準備室長を務めた経験が戦略室の「局」昇格に役立つと評価された。菅氏は戦略室の陣容に関し「民間出身5、6人と官僚出身5、6人程度のコアグループを作り、あらゆることに対応していきたい」と2日の講演で語っていた。【小山由宇】
毎日新聞 2009年10月6日 2時30分