過去生の定義・考察

    過 去生とは、「これまであなたが生きて来られた全ての過去・時空」と 当研究会では考えております。すなわち、あなたがこの世に生を受けてからこの瞬間まで(今 生)、 例えば、過去の全て(半 生) を含みます。あなたがまだ若かりし頃、学生の頃や子供の頃、乳児の頃やお母さんのお腹の中にいた頃(胎 生)、 出産前後(周 産期) も含みます。さらに遡って、あなたが生まれてくる直前の人生(前 世)、 さらに遡った様々な、そして複数の人生(過 去世)、 そしてそれらの過 去世と過去世の間の時空イ ンターライフ中 間生、中間世、中有・ 複数)と呼びます。わかりやすく理解する為に、単純に表現すると下記のようになると考えられます。

過 去生=
今 生・半生+胎生+周産期+前世+過去世(複)+ 中間生(複)

    過 去生の成り立ちや輪廻転生のメカニズムについては、下記の書物に詳しく説明されておりますので、ご興味のある方は是非ご参考ください。

    マイ ケル・ニュートン (著), (2000年), 『死後の世界が教える人生はなんのためにあるのか--退行催眠による「生」と「生」の間におこること、全記録』, ヴォイス

    マ イケル・ニュートン (著), (2001), 「死後の世界を知ると、人生は深く癒される---退行催眠下で語られる魂の世界と転生、数々の体験事例に基づくさらに詳細なケース・スタディ」 , ヴォイス 

    過去 生セラピーの瞑想 誘導の最中に例えば、「あなたはこれから過去のある物語・エピソード を思い出します。あなたはこの物語・エピソードを思い出すことにより、あなたが深く癒され、さらなる成長をすることができます。あなたの全知全能の潜在意識が、あなたがさらなる成長をするのに必要な過去の物語・エピソードを選んでくれます。その過去の物語・エピソー ドはあなたの子供の頃かも知れませんし、過去世かもしれません。安心してどんなイメージが浮かんでくるのか、ゆったりとした気持ちで御待ち下さい。あなた にぴったりの過去生をこれから再体験します。」という瞑想誘導を行う場合を想定します。

    この 瞑想誘導に対する 反応は実に様々です。同じ人でも、ある時は子供の頃の懐かしい思い出を思い出すこともあれば、次のセッションでは250年前の北米大陸のネイティヴ・アメ リカンだった頃のイメージを再体験することあります。あるいは、先に過去世を思い出し、次のセッションでは辛かった中学校時代の話をし始めることもありま す。

    こう いった様々な現象 を考察しますと、やはりこの順番でそれぞれの過去生エピソードを再体験するのには、そりなりの理由があることに気付きます。この順番がこのクライアントに とって一番安全で、癒し効果が最大限に発揮で きるのです。最初に少々激しい過去生エピソードを再体験しても、これはその人が潜 在意識レベルで、その衝撃をしっかり受け 止めて、癒しプロセスを体験する準備ができているからだと思います。これは全知全能の潜在意識のお導きだと考えるのが一番自然 だと思います。

    なぜ ならあなたの潜在 意識は、あなたが受け止められないような、限度を超えた激しい衝撃をあなたに与えることはないと考えられるからです。きっとあなたの全知全能の潜在意識 は、数ある過去生の中から、あなたが耐えられる許容量ギリギリの過去生をあなたに垣間見せているのでしょう。チラッと見せて無理そうだったら、ビックリさ せてあなたをそのまま現実へと引き戻し、これ以上その過去生に深入りさせないよう、回避行動をさせると考えられます。日常的には時間をかけて時折、チラッ とフラッシュバックのような形で見せて、あなたの準備が整っているかを試すこともあるでしょう。