過去生セラピー(2
時間)
★ 第1回セラピー・Hopから、約3日後〜2週間後に、第2回セラピー・Stepを受けられるのをお勧めします。この時、過去生セラピーの本番を行います。あなたがこれまでに、毎晩スリーピングテープを聞き続けたことにより、自分でも気付かれてないかも知れませんが、あなたはより速やかに、そしてより効果的にリラックスできるようになっています。そのことでよりスムーズな過去生体験が促進され、あなたがさらに深い癒し効果が期待できる準備が整っています。
★ 過去生セラピーを行うにあたり、あなた御希望をお聞きします。どうのような問題を理解・解決したいのか、お聞きします。あなたと相談してどのようなの瞑想誘導のフレーズを織り込むのか確認します。
★ 過去生セラピーの体験中、あなたは2つの自分の意識を常に体験しています。ひとりの自分は過去生体験をしている意識、そしてもうひとりの自分は、ソファーの上で横になって、そのすべての出来事を観察している意識です。そしてあなたの意識は常にハッキリと維持され、あなたが体験されることはすべて覚えていることができます。そしてあなたが必要ならば瞬時に実感を伴って思い出すこともできます。
★ 過去生セラピーをわかり易く説明すると、眠い授業中や、本を読んでいたり、テ
レビを見ていたりしている時に、ついうとうと気持ち良くなってしまうことがありま
すよね。その夢か現か幻かのうとうとと、とても気持ちの良い状態を過去生セラピー
では、最大限に活用します。脳波レベルでいうとアルファー波とか、シーター波の状
態の非常に気持ちの良い、ふわふわとして眠り込んだような「夢見心地」の状態の
中、過去生体験をしていただきます。
★ 過去生セッション中、あまりにも気持ち良過ぎて、うとうとと眠り込んでしまわ
れる方も割と多いですよ。実際に夢を見られたり、過去生のイメージを体験されてい
たりする場合も多いです。そういう場合は、「今、どういう体験をされていますか?
教えて下さい?」と優しく声掛けを何度かします。それでも応答がない場合は、
「軽く右手を触ります」すると大体の方が「おっと、寝ちゃったかな?」といった感
じで、軽く目が覚めます。でもその時は、そのまま、過去生セラピーを何事もなく進
めていってください。
★ 過去生セラピーは、「夢見心地」のふわふわとして眠り込んだようなとても気持
ちの良い状態の中で、セラピストと「言葉のキャッチボール」をしながら行います。
まるで「夢を見ながら」その夢での体験を寝ぼけながらも、実際に声を出して自分が
体験していることを「実況中継」していきます。
★ 過去生の情報は様々なチャンネルを通って、体験されます。例えば、視覚、聴
覚、嗅覚、味覚、触覚などの五感や直感、あるいは喜怒哀楽などの情緒チャンネルを
通して体験されます。どのチャンネルを通して過去生体験ができるかは、実際に体験
して慣れていけば誰でも安心して体験できますよ。「習うより慣れろ」です。
★ 心地良いソファーに横になり、ゆったりとした深呼吸を気持ち良く続けながら、
過去生セラピーを行っていきます。目を閉じると、改めて外部の様々な物音に気付か
れるかもしれません。エアコンや扇風機の音、風の音や木立の揺れる音、表を通る学
生さんたちや人々の話し声や笑い声、子供たちのはしゃぐ声や笑い声、自動車やバイ
ク、トラックやバスの音、飛行機やヘリコプターの音、あるいは時々聞こえるパト
カーや救急車や消防車の通り過ぎるサイレンのけたたましい音など、様々な音に囲ま
れていることに驚かれるかもしれません。
★ でもそれら「外部の音」はあなたの過去生体験をサポートするために存在してい
るのです。あなたがそれらの「外部の音」に気付く時、あなたはさらに深く、ゆった
りとリラックスしていきます。あなたがそれらの「外部の音」に気付く時、それらの
音はあなたにメッセージを送っています。「あなたのすべてのチャンネルを開放しな
さい。そして、過去生からの情報を受け取りなさい」というメッセージに気付かれま
す。「外部の音」に気付く時、「過去生からのヒントがあなたのすぐそばまで来てい
ますよ。回りをよく見てごらんなさい。」という合図なのです。そして外部の音も次
第に薄らんでいき、気にならなくなります。
★ 様々なバリエーションはありますが、ここからは一般的な過去生セラピーの瞑想誘導の大筋を説明します。瞑想誘導の導入部分では、あなたが普段聞いているスリーピングテープのリラクゼーション部分の光のオーラ・バリアを丁寧に行います。そうすることにより、不安や緊張が解消され心身共に深くリラックスできます。そして外部からのネガティヴなエネルギーからあなたを守ってくれます。
★ その後あなたは光のオーラ・バリアに保護されまま、美しい階段をゆっくり降りゆき、全知全能の潜在意識へ続く光のトンネルの中をゆっくりと歩いて行きます。その中であなたの五感はゆっくりと解放され、様々なイメージやメッセージ、豊かな情報を受け取れるようになります。
★ 光のトンネルを進んで行くと、あるイメージが現れます。過去の物語・エピソードかもしれませんし、テレビのドラマや映画のようなイメージが現れるかもしれません。あなたは自分自身が実況中継のアナウンサーになっているかのように、あなたが体験していることを声に出して、的確に実況中継します。
★ 過去生体験の実際をわかり易く理解してもらえる例として、車のラリーコンテストでのドライバー役とナビゲーター役が考えられます。あなたが実際にハンドルを握り、車の運転をするドライバー役で、私が刻々と変化する大地の状況に合わせて、マップを凝視しながら、的確なアドバイスを出すナビゲーター役となります。ふたりでチカラをあわせて、この未知のプロセスを体験していきますので、どうぞ安心して過去生セラピーに臨んでください。
★ 過去生体験中では、ドライバー役のあなたと、ナビゲーター役の私は、絶えず言葉のキャッチボールをしながらを旅を続けます。あなたはただ淡々と目の前の状況やあなたが体験していること、繊細な情緒の変化など、気がついたことを次々と報告してください。問題がなければ、次々に自然と物語は展開していきます。展開が止まり始めたら、その旨報告してください。次の重要な場面へジャンプする指示を出します。
★ 過去生セラピーの瞑想誘導により、イメージの思い出し方やその方法・順番は人により異なります。ある人は断片的なイメージをいろいろ体験されたり、ある程度まとまったストーリーを体験されたります。ある人は自分が今生の子供の頃のイメージについて話し始めます。またある人は遠い昔の外国人だった頃の過去世の話をし始める人もいます。またある人は、いくつかの子供の頃の話をした後、突然過去世の話をし始めることもあります。
★ どのような過去生セラピー体験をするかは、その方の心身のリラックス具合にも影響を受けます。できるだけ、緊張のない、不安のない、とても気持ちの良いリラックスした状態が理想です。例えば、ついテレビを見ながら、ソファーなどでウトウト居眠りする状態がベストです。万一、セッション中に不安や緊張がまだ残って、なかなか過去生イメージが湧いてこないようでしたら、遠慮なくその旨をお伝え下さい。さらに深くリラックスできる特別なアプローチをいろいろ試してみましょう。
★ どのような過去生セラピー体験をするかは、その人のリラックス具合の他にも、その人の精神的肉体的受容れ態勢の準備具合にも影響を受けます。例えば、論理的思考の優位な左脳の働きをゆったりと休め、創造的な発想豊かな右脳の働きをより開放してあげることで、より容易に過去生イメージを受容れることができるようになります。
★ さらに、どの過去生の物語・エピソードを再体験されるかは、その人の全知全能の潜在意識が導いてくれていると私は考えています。別の表現をすれば、その人のハイヤーセルフが安全配慮しながら、あなたにとって一番成長効果・癒し効果がある、過去生物語・エピソードを再体験させているのだと考えられます。
★ 前世や過去世、そして中間生、あるいは未来世等をどうしても体験したい方は、過去生セラピーのセッション回数を重ねられることをお勧めします。光に満ちあふれ、ゆったりとした潜在意識の世界に慣れることが一番の近道だと思います。なんども過去生セッションを体験することにより、より深いリラクゼーションが得られ、五感がしだいに開放され、様々なイメージやより繊細な情報が容易に感じられたり、理解できたりします。
★ 過去生セラピーを終え、誠に名残惜しいでしょうが、ひとまず現実世界へ戻ってきます。過去生セラピーでの体験は、あなたが望むならいつでも実感をもって思い出すことができますので、安心してセラピールームに戻ってきてください。
★ 過去生セラピーを終えて、現実世界へ戻って来て、目をゆっくり開け、現実意識の回復を待ちます。その時多くの方が実に不思議な体験をします。体験者は部屋の時計を見るなり、時間感覚のゆらぎにショックを覚えます。過去生セラピーの体験者の多くは、せいぜい1時間くらいしか時間は経っていないだろうと思っています。でも実際に時計を見ると、なんと、現実世界では2時間があっという間に過ぎていて、その事実に軽いショックを受けます。あなたも是非この不思議体験をお試し下さい。