2009年10月7日 20時3分更新
おととし、59歳で亡くなった競泳の元オリンピック選手、木原光知子さんの功績をたたえる記念碑が建てられ、7日、除幕式が行われました。
木原さんの記念碑が建てられたのは岡山市北区の県総合グラウンドのプールの前です。
7日は関係者およそ150人が集まり、記念碑の除幕が行われました。
岡山市で小学校から高校まで過ごした木原さんは中学2年生で迎えた岡山国体で3位に入賞して頭角を現し、高校生の時には背泳ぎで東京オリンピックに出場しました。競技の一線を引いたあとはタレントとして活躍するかたわら40歳を越えてからもマスターズで泳いで日本記録を樹立したり日本水泳連盟の理事を務めるなど、おととし、59歳で亡くなるまで水泳に情熱を傾け続けました。
記念碑はこうした木原さんの功績を地元で次の世代に伝えていこうと建てられたもので、木原さんをイメージした水着姿の少女が大きな石の上に座ったデザインです。除幕式では日本水泳連盟の元会長の林利博元さんが挨拶し「木原さんの功績をたたえて後世に語り継ぐスタートとなる除幕式に立ち会うことができ、うれしく思う」と話しました。
また、記念碑を制作した小林照尚さんは「水泳への希望を持った少女の姿を表現したこの像を見て子ども達には木原さんのように夢を抱いてほしい」と話していました。