岡山放送局

2009年10月7日 20時3分更新

小学生が角土俵で相撲大会


全国的にも珍しい四角い土俵を使った小学生たちの相撲大会が、7日勝央町で行われました。

この四角い土俵は、およそ500年前の室町時代から、勝央町植月にある日吉神社の境内に伝えられてきたものです。

土俵は戦後復元され、21年前に神社のとなりの勝央北小学校に移設されました。

土俵は、一辺がおよそ4メートルの正方形で、毎年、秋に全校児童参加の相撲大会が開かれています。

7日は、最初に1年生が土俵入りをしたあと、全校児童214人が、紅白に分かれて対抗戦を行いました。
土俵の周りからは同級生や訪れた保護者から盛んな声援が送られ、勝負がつくたびに歓声が上がっていました。

学校によりますと、四角い土俵は、江戸時代の中ごろまで全国各地にあったということですが、その後は、丸い形の土俵に統一され、現在、四角い土俵が残っているのは、全国でもここだけだということです。