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鞆の浦への思い 宮崎駿さん会見詳報(8/8ページ)

2009年10月2日1時30分

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写真:判決後、記者会見で語る宮崎駿監督=1日午後、東京都小金井市のスタジオジブリ、広津興一撮影判決後、記者会見で語る宮崎駿監督=1日午後、東京都小金井市のスタジオジブリ、広津興一撮影

 (記者)広島県は控訴すると思うが、県に対してメッセージは?

 僕は言う立場にないと思うが、税金の無駄遣いになるから控訴しない方がいいですよね。僕は裁判官の勇気に敬意を表します。

 (記者)(架橋)計画がずさんで、という話ですが、拝見したんでしょうか?

 僕は何も「拝見」してないんです。見る必要ないと思ったんです。要するに橋をつくるってことも含めて、今までも十分埋め立てたことありますから、そこをもう一回海に戻すってこともあっていいんじゃないかなと思う。人口が減ってきているんだから。もう少し藻場の復活を考えた方がいいんじゃないかなと思いました。

 漁業の後継者がいないという単純な問題じゃなくてあんだけトロールでひっかいてたら

何も捕れなくなるのは当たり前。ごみも捨てるしね。復活するいい舞台を、財産を持っていると思う。松は切られちゃったけどウバメガシが復活しているわけですから、こんもりした森があちこちで生まれていると思う。あちこちに立派な石垣が残ってて埋もれているんですけど、古代遺跡を歩いているような。それで人が集まってお金を落とすかというと集まってこないと思うけど、個人的には僕はその場所があったことで精神的に救われました。

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